ローマは一日にしてならず!ということわざがあるように、矯正治療における筋肉(舌の位置)と呼吸方法(鼻呼吸)の改善は難しいと考えています。少しづつ歯を動かしそれにともないあごの骨が動き、同時に筋肉や呼吸の矯正を行ないます。つまり噛み合わせが完成した時に筋肉や呼吸法の矯正を終わらせるように心掛けています。手術による一日にしてできた噛み合わせを、その日から急にうまく使えるのは難しく、呼吸法や筋肉を急に順応させるのは至難の業です。よって子どもの頃から少しずつ指導して行くのが矯正歯科の最も重要な役目と考えています。