歯科未来への処方箋切迫する財政に追い討ちをかける高齢化社会。歯科としてこの社会現象に参画するための案は出尽くしたものと考えられる。よって高齢化社会に目を向けるのではなく今後の明るい未来に目を向けるべきではないか?すなわち子供たちの歯科診療の充実である。隣接医学である耳鼻咽喉科には難しい、非観血的な鼻腔拡大による鼻炎の改善。年々増加している欠損歯牙による不正咬合への対応など歯科にしかできない仕事は十分にあるものと考える。さらには、少数精鋭の子孫たちを守るために自ずと誰かが身を引くものと考える。それが種族繁栄の礎であると考えられるからだ。このように一極集中する医療費を長期的な視線で回避することを今から国に始めてほしい。